おはようございますwww
いやぁ、SS書くのにえらい時間がかかりました(汗
花菱美希って言うキャラクターの性格がいまいちつかめなくて・・・・苦難の連続でした・・・
やっと第二部が出来上がったところでうpしたいと思います!!
そして次回で最後となっておりますので、そこで笑顔となるか涙となるかはあなたの感性次第っと言う事でwww
やっぱ一番悩んだのは区切りをどこかでつけてスペースでもつければ読みやすいかなぁ?っとか悩んだわけですけど、皆さんはどのようにしたら読みやすいと感じますか?
ただただ普通に文字を並べるだけだったら目が疲れちゃったりして少し休んだら「あれ?どこまで読んだっけ?」みたいな状況に陥ったりしないでしょうか?
そんなところが少々不安です・・・
では無駄話はここまでにして「Love of birthday」を引き続きお楽しみください。
Love of birthday
Vol.2 「涙と笑顔」
「行ってきます」
「あ、美希ちゃん」
いつもの挨拶をして玄関を出る途中で母に呼びとめられる美希
「ん?何?」
「今日は美希ちゃんの誕生日だから早く帰ってきてね?お父さんもお爺ちゃんも美希ちゃんの誕生日だからってパーティ会場まで用意してはりきってるから」
「あー、うん、努力するよ」
母は娘の美希の誕生日なのですごく嬉しい様子である
「じゃあ、行ってきます」
「はい、じゃあ気をつけてね」
母に見送られながら家を出て学校へと向かう途中でいつもの面々と合流する美希
「ねぇねぇ、美希ちゃん」
「ん?なんだ?泉」
「今日の誕生日も動画撮ろうよ」
「いや、それはマジ勘弁してくれないか?」
「って言うか毎年撮ってるじゃないか」
理沙も美希の顔を見ながら泉の意見に賛成の様子
「もう、この年でそういうのは恥ずかしいから」
「えー?いいじゃん撮ろうよ」
「絶対やだ」
泉や理沙から逃れようと走る美希だったが前を見てなかったせいか人とぶつかってしまう。
「ふぐ!?あ、すみません」
「あ、いえこちらこそって・・・あら?美希じゃない」
ぶつかった相手は我らが生徒会長ヒナギクであった
「いつつ・・・ヒナ・・・珍しいな、こんなとこで会うなんて」
「おっはよーう!ヒナちゃん!」
「おはよう、ヒナ」
3人がそれぞれヒナギクと挨拶を交わす
「そう言えば今日は美希の誕生日だったわね、おめでとう」
ふと思い出したようにヒナギクは美希におめでとうの祝福の言葉を述べる
「あぁ、ありがとう」
美希はお礼を言うもののやはり例の事が気になりその返事にも心なしか元気がなかった
「美希・・・なんかあった?」
そんな美希を見て何かを感じたヒナギクが聞く
「あ、いや・・・なんでもないよ昨日少し眠れなくってね」
「そう?ならいいけど」
「ヒナちゃん今日は美希ちゃんの誕生日パーティ来るんでしょ?」
「んー・・・そうねぇ、今日はバイトもないし生徒会の仕事も少ないから行こうかな」
「だって、よかったな美希」
「どうせならみんな呼んじゃおうよ」
ヒナギク、泉、理沙の3人は勝手にわいわいと騒いでいる、しかし、美希本人は相槌をうつ程度でやはりどこか上の空だった。
「ねぇ、やっぱりどこかおかしいと思わない?」
ヒナギクは泉たちに聞いてみた、それはやはり今日の美希の様子がおかしいことに朝から気付いていたからだ、しかし泉も理沙も気のせいだろ?いつもの面倒くさいでしょ?とか言って取り合ってくれない、そこでヒナギクは生徒会室にわざと二人になるように仕向けて直接本人に聞いてみようと試みたがそれが甘い考えだった。
「ふぅ、やっと終わった」
いつもの生徒会の仕事を一段落したヒナギクはソファで仰向けになって寝転がってる美希をちらっと見た
「ねぇ、美希」
「・・・・何だヒナ」
「やっぱり何かあったんじゃない?朝からおかしいわよ?」
「朝も言ったけど何もないよ」
「本当に?もし、何かあるんなら相談くら・・・」
そう言い終わらないうちに美希が両手で机を激しく叩きつけそれに全身をびくっとさせるヒナギク
「だから何もないって言ってるだろ!!」
美希はそう怒鳴ってから我に返ったのか少し気まずそうにすると
「・・・ごめん・・・ちょっと考え事しててつい・・・」
とだけ言い残して生徒会室を出るがすんでのところでヒナギクに手を掴まれる美希
「ねぇ?何を考えて何を悩んでるかは知らない・・・でも私たちは生徒会の仲間でもあり長年の友達・・・だよね?」
手を掴みながら美希に訴えかけるように話すヒナギク
「何でもっと頼ってくれないの?私じゃアテにならない?」
「そう言う訳じゃないけど・・・さ」
「じゃあ、何で・・・」
「ねぇ、ヒナ・・・」
「?」
「ヒナはもし大事な恋人や友達が何の言葉もなくいなくなったらどうしてた?」
「え?それってどういう・・・」
「・・・ごめん、変なこと聞いて・・・」
「わからない・・・でも、私は・・・大事な人は目の前からいなくなったことはあるわ・・・」
「え・・・?」
突然ヒナギクから出た言葉それは―――
「私は今の両親が本当の両親じゃないの・・・実の親は8千万もの借金を私達姉妹に押し付けて忽然と姿を消したわ」
「・・・・」
「でも、私は一人じゃなかった・・・お姉ちゃんがいたし、こうして血のつながりもない今のお母さんやお父さんと出会えたのもその境遇のおかげだと思ってるわ・・・それでも私は今でも心のどこかで信じてるの、私たちに借金を押しつけて姿を消したのも何か理由があるんじゃないかって・・・」
この時美希は後悔した、自分はなんて酷い事を言ったんだろうと・・・この世界には自分よりももっと酷い思いをした人がたくさんいることに気づいたのである
「ごめん、こういう話をさせるつもりはなかったんだ・・・」
「でも、私ならこうするわ・・・消えた日には泣いたりして落ち込んだりするけど、その消えた人が次に現れた日には目一杯殴ると思う・・・今まで寂しい思いをさせられたんだから」
「そっか・・・」
美希は長年の付き合いでもあるヒナギクでもまだまだ知らないことがたくさんあることがわかった、でもそれ以上にヒナギクのことがわかって少し嬉しかった美希は少し微笑んだ
二人は生徒会室に戻るとソファに腰を掛けて決心をしたかのように胸の内を明らかにした。
「ヒナ・・・私もねヒナと出会う前にずっと一緒だった男の子がいたの」
「うん」
「キッカケはヒナと同じでいぢめられていた私を勇敢に助けてくれたのがその男の子、それから私とその子は毎日遊んだり一緒に勉強をしたりして楽しかったんだ・・・」
美希はどこか遠くを見るような目で語った
「そしてあくる誕生日の日・・・来ると約束した男の子は来る事はなかった、お母さんに聞くとその男の子は遠くへ引っ越ししてしまったって言ってたんだ、でも当時の私はそれが信じられなくて外へと飛び出して必死に男の子の家へと向かったけどその子の家はもう売家になってて誰もいなかった・・・悲しくて涙が止まらなくて・・・それからかな?面倒くさいで片付けるようになったのは・・・」
「そっか・・・」
「でも、今思うとそういう別れがなかったらヒナとも出会う事もなかったんじゃないかって思った・・・だってそうでしょ?その男の子が今もいたならあの時ヒナではなく男の子が助けてくれたかも知れない・・・それによってまた違う道が生まれてたかもしれない・・・それともどっちともあったか・・・」
「うん、そうだね・・・私も今本当の両親がいたなら今のお父さんやお母さんと出会ってなかったかも知れない・・・いえ、きっと出会ってなかった」
「うん、だからこれも運命だと思って割り切ることにするよ。」
「そうだね・・・お互いに苦しい過去を持ってる以上これらといずれは決別しないといけないんだったらそうせざる終えないと思う、けどこれだけは言わせて」
「なんだ?」
「私は美希と出会えて良かった」
ヒナギクがそう言うと美希はなぜか目から涙がこぼれ落ちた
「ちょっちょっと、何でそこで泣くのよ」
「うっうぅん、何だろうな・・・なんで泣くかな私は」
美希は涙を抑えることができなくなってヒナギクに一言「ごめん」とだけいいヒナギクの胸で泣いた。
「まったく・・・美希ったら」
ヒナギクもそれを受け止めそっと美希の頭を撫でてあげた。
「なぁ、ヒナ・・・」
「ん?」
「今日の誕生日パーティ・・・来てね・・・」
「もちろん、大事な友達だから行かないわけにはいかないでしょ?」
「・・・ありがとう」
二人は言葉を交わすと互いに笑みを浮かべながら今夜の誕生日パーティに間に合うようにと生徒会室を後にした。
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